2007年12月15日
薬になる野菜!

なぜアクの多い野菜はガンに効くのか

根野菜はゴボウをはじめとして、きざんで空気にさらすと褐変するものが多いでしょ。
これはタンニン系物質が酸化するためである。ゴボウの場合は、ポリフェノールと言う
無色の物質が酸素によって酸化し、褐色に変色する。
一般に、アクが強く、空気に触れると酸化して褐変するような物質を含む食品はガンの
予防に力があるらしい

この他にリグニンと言う成分も食物繊維です。
リグニンは、木材の中に含まれている物質で、根菜類にもかなり多く含まれている。
このリグニンも、ガン予防に役に立つことが有名です

この食物繊維も、大腸ガンに対して予防効果のある事が認められています

それは、発ガン物質が大腸内で生産されたり食物とともに入ってきたりしても、
それらを吸着し、便通をよくして、体内に吸収されないようにする働きがあるためです。
これは、実験的にも証明されているんですよ。
また、食物繊維が十分にとられている場合は、腸内の良質な乳酸菌の繁殖がよくなりますよ。
この乳酸菌は、発がん物質が腸内にできても、それらを打ち消す作用がかなり強いんです。
発がん物質の生産を行う犯人である腐敗菌の増殖を抑える働きもあるんです。
現代人の食生活は、脂肪分が非常に多くなってきているので、腸内での乳酸菌の繁殖が
妨げられ、腐敗菌が多く発生しています。
つまり、発ガン物質が多くつくられる可能性があるということです。
やはり、そこで、根菜類を食事に出来るだけ食べる様にしてもらいたいですね。