食べすぎたでしょ!

くう達者

2008年01月05日 13:21


お正月で、食べ過ぎて、飲みすぎて太っちゃったって人いませんか

日本人の文化ってすばらしいよね、そんな正月の食生活を元に戻してくれる

先人の智恵が、1月7日の「七草粥」です。七草は日本のハーブ

疲れ気味の胃を落ち着かせる七草粥(ななくさがゆ)に まつわるエピソードをご紹介しますね。

七草粥のこころ

「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」、

子どものころに一所懸命覚えた春の七草の名前です。

ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロはダイコンのこと。

この七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は、江戸時代に広まったそうです。

七草の種類は時代や土地によって異なり、七草がもっと多くなったり、

少ない場合もあったそうですが、いつの時代もどんな土地でも、

年頭にあたって豊年を祈願し、「今年も家族みんなが元気で暮らせますように」と

願いながらお粥をいただくその気持ちに差はありません。

七草粥の知恵

ところで、なぜ七草粥なのでしょう

七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。

そこで、無病息災を祈って七草粥を食べたのです。

古くはまな板の上で、草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたとか。

こんな、おまじないのような食べ方も素敵ですが、実はこの七草粥、とても理に叶った習慣です。

七草はいわば日本のハーブ、そのハーブを胃腸に負担がかからないお粥で、

食べようというのですから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べものです。

また、あっさりと仕上げたお粥は、少し濃い味のおせち料理が続いた後で、とても新鮮な味わい。

七草の効用

では、日本のハーブ七草にはどのようなパワーがあるのでしょう

おもなものを次に挙げてみましょう。

[セリ]
鉄分が多く含まれているので増血作用が期待できます。

[ナズナ]
  熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用があります。

[ハコベラ]
  タンパク質が比較的多く含まれ、ミネラルそのほかの栄養に富んでいるため、

民間では古くから薬草として親しまれています。

[スズナ・スズシロ]
  ジアスターゼが消化を促進します。

なにわともあれ、やっぱり「野菜」を取らないといけないですよ

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