今日は2008年12月31日ですね。
もう今年も今日で終わり!
色々有りましたが、充実した1年だったです。
今年「御縁」を頂いた皆さんには感謝致します。
「ありがとう御座いました」
そして、年末年始飲み事が多いと思いますので、
「
胃腸に良い食べ物」を又ご紹介しますね。
それは、お正月過ぎてから食べる、「
七草」です。
御節料理や、飲みすぎて疲れた
胃腸を休め、
野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能があります。
七草には「春の
七草」と「秋の
七草」がありますが、
俗に言う「
七草」で薬効があるのは「春の
七草」で、
お正月が過ぎて、1月6日の晩に食べる慣わしがあります。
各植物の薬効です
せり 食欲増進・解熱・解毒
なずな(ぺんぺん草) 止血・解熱・血圧抑制
ごぎょう せきどめ
はこべら 抗菌・消炎
ほとけのざ のどの痛みどめ(※日本では薬用にしないらしいです。)
すずな(蕪の事) 胃弱
すずしろは(大根の事) 消化促進
もう少し詳しく書いて見ますね
芹(セリ)昔から「七草粥」を食べる風習があります。
①「
セリ」の名は、競るように生えることから付けられたそうです。
②
薺(ナズナ)七草粥の調理は6日の晩にするのが本当の食べ方ですよ!
ナズナの別名はぺんぺん草実の部分が三味線のバチに似ていることからこの名がつきました。
御形(ゴギョウ)七草には以下の様に意味付けがされています。
セリ :競り勝つ
ナズナ :撫でて汚れを取り除く
ゴギョウ :仏の身体
ハコベ :繁栄を運んでくる。
ホトケノザ :仏の安座
スズナ :神を呼ぶ鈴音
スズシロ :汚れの無い純白。
先人の日本人は凄いよね!野菜に意味づけをして食し、健康に結びつけて行くんですから。
③“
御形”という名前は
昔、人々の身代わりとして川に流す人形を「御形仏」と呼んでいたので、
この草を御形仏の代わりに流す風習があったことからつけられたそうです。
④
繁縷(ハコベ・ハコベラ)
漢方では
繁縷(ハンロウ)と呼ばれ
利尿、淨血、催乳などの効能があると言われていますが、
今は使われることは無いようです
日本の民間療法としては歯茎が腫れて痛むときに、
はこべ塩で磨くと効果があるらしいです。
⑤
仏の座(ホトケノザ)
ホトケノザは2種類あって、
ホトケノザの名前は段々になった葉の生え方が、
仏様の蓮座に似ていることや、又キク科のホトケノザは葉の円い形
あるいは地面に葉が広がった様子が仏様の蓮座に似ていることから、
仏様が座る蓮(はす)に似ているからなんです
⑥
菘(スズナ)
スズナとは鈴菜とも書き、蕪(カブ)のことを言います。
七草はいずれも薬草としての効果があり、このスズナには、整腸作用、解熱効果、便秘防止
などの薬効があると言われています。
⑦
蘿蔔(スズシロ)
スズシロは清白とも書き「
大根」のことです。
この大根は、刺身のつまとして大変重宝がられますが、何故か知ってましたか
それは、大根に含まれているジアスターゼと言う成分が、
消化を促進してくれたり、イソチオシアネートと言う成分が殺菌作用があって
食中毒を予防してくれるなどと効果があるんですね
そして更に大根は他にも口の中を洗うという働きもあるんですよ
刺身を食べる前に、大根のつまを醤油を付けずにそのまま食べると、
口中に残っている他の料理の味を消してくれるんです
だから次に食べる刺身の味が変わらずに美味しく頂けると言う、
先人の知恵ですね
今度ぜひ「居酒屋くう達者」で試してみてください。
それじゃあ、みなさんも1月6日の晩に七草粥を作ってみましょうよ。
『
調理方はね』
①七草を水洗いし、お湯で「サッと」茹でて、すぐに冷水につけます。
②七草を手ごろな大きさに切る。
③1時間ほど水に漬けておき、米を多めの水を入れてから、
④中火で炊き、煮たってきたら塩で味を整えてください。
⑤その後、弱火で30~40分炊きます。
このときあんまり混ぜすぎでないでね、とろみが出すぎてしまうので。
そして、七草を加えてお米と混ぜ合わせたら完成です。
簡単でしょ
それでは、みなさん良いお正月を お迎えくださいね。
あなたの身の上にすべての豊かさが雪崩の如く降り注ぎますように・・・