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2008年12月04日

蟻から冬虫夏草①





icon76冬虫夏草は漢方の横綱
皆さんは冬虫夏草と言う言葉を聞いた事があるでしょうか?

名前だけ聞くと植物としか連想出来ないですよね。

漢方薬に使われている、としか認識が無い方も多いでしょう。

 冬虫夏草はチベット、青海、四川、雲南といった中国の高原にわずかに生息する

キノコの一種であり、中国では古くから薬草として用いられ、

宮廷において「強精強壮・不老長寿の妙薬」として珍重されてきました。

 冬虫夏草が一躍有名になったのが1993年の世界陸上選手権大会で、

女子陸上チーム「馬軍団」が世界記録を次々とぬりかえる驚異的な活躍をみせ、

その恐るべきパワーの秘密が愛飲していた「冬虫夏草入りドリンク」だったと

世界中に報道されてからです。

今ではプロスポーツ選手を中心に広く利用されているといわれています。

icon76冬虫夏草とは? 冬虫夏草は、キノコであり、虫ではありません。

冬虫夏草は、セミやクモなどの昆虫に寄生したキノコの総称です。

これは非常に稀な自然現象であり、世界中でも約300種余りしか発見されていません。

中国で漢方生薬として珍重されるのは

冬虫夏草」は昆虫と菌種の結合体で、“虫”は蛾科の昆虫のこと、

菌種は「冬虫夏草」菌 (Cordyceps sinensis Berk Sacc)のことです。

 夏になると、色鮮やかなたくさんの蝶が山中を飛び、花にたくさんの卵を産みます。

やがて卵が幼虫に孵化し、土の中に潜り、植物の根の栄養分を吸収して大きく成長します。

この時「冬虫夏草」菌がこの昆虫につくと、菌はまず昆虫の体内に侵入し、

昆虫の豊富な栄養分を吸収しながら、ぐんぐんと育っていきます。

昆虫が危険を感じ、必死に地面に出ようとしても、

地表に着く前に菌のせいで死んでしまいます。

長い冬の間に、菌は昆虫の体内で成長します。

形は昆虫の形が残っていますが、中身はもう菌に変わっているのです。

これが“冬虫”です。


 春の終わり頃から初夏にかけて、菌に変わった“虫”は発芽し、

小さな頭(菌の子実体)が地面に出ます。この時が最も採集に適した時期です。

そのまま放置するとやがてその小さい頭は草(細長い棍棒型)になります。

これが“夏草”です。この奇妙な自然生態ゆえに「冬虫夏草」と呼ばれたのです。

 この様に生きた虫の体に寄生するものは、冬虫夏草にだけしか発見されておらず、

その生態はまだまだ多くの謎に包まれています。

ゆえにこの種の冬虫夏草は、

絶対量が少ないので幻のキノコと呼ばれ、大変に珍重されています。


続く・・・


あなたに全ての良き事が雪崩のごとく起きますicon114icon114icon114


蟻の冬虫夏草





  
タグ :冬虫夏草


Posted by くう達者 at 13:29Comments(2)出来事