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2007年01月13日

ちょっとお酒の豆知識!

ご存知でしたか。

なんとお酒にも、茶道、華道と並んで、「酒道」があります。

これは茶道、華道と同じように、

酒の席での礼儀作法を通じて精神の修養や統一をするが目的で、

室町末期に起こり、江戸時代にはかなり定着していたようです。

 文献として現存する、古文書「酌の大意(または「酌の次第」 ) 」には、

酒の席におけるお酌のしかた、

礼儀作法などが詳しくのっており、

客席の見取り図まで入った丁寧なマニュアルとなっていなす。

ほにも主人側のもてなし方や客の受け方、姿勢、酒席の配膳からお酌のしかたなど・・・。

かなり事細かに作法が決められていて、武家用や商家用など、2、3の流儀まであったそうです。

 現在では、酒道そのものはいつの間にか途絶えてしまっています。

「返盃」・「お流れ頂戴」といった言葉は酒道で使われた言葉だそうです。

(返盃は今でも使うが、お流れ頂戴はほとんど使わないですよね。)

 廃れた原因として参考にした本の中の意見としては、

欧米文化の自由でおおららかな飲み方に押されてしまったか、

相手はお酒なので、杯を重ねるうちに・・・。と書かれています。

私も欧米文化が入り、昔ほど礼儀作法がうるさくなくなって来た為だと思います。

ふと思った私的な意見ですが、

「無礼講」と言う言葉は酒道があったから出来た言葉ではないでしょうか。


 参考資料 2000年版 SAKE 世界の酒・日本の酒
  


Posted by くう達者 at 22:27Comments(0)清酒